



・『重力と恩寵』 田辺保 訳 / ちくま学芸文庫
ヴェイユの友人であるギュスターヴ・ティボンが、彼女のノートをテーマごとに編集した断片集。
ヴェイユの思想、言葉が綺麗にまとめられており、シモーヌ・ヴェイユの入り口としておすすめです。
元のノートの全訳は「カイエ」というタイトルで別に出版されています。

・『重力と恩寵』 冨原眞弓 訳 / 岩波文庫
岩波文庫版。冨原眞弓さんによる新訳。

・『ヴェイユの言葉』 冨原眞弓 訳 / みすず書房
5つのテーマごとに、ヴェイユの断章と詩がまとめられています。

・『シモーヌ・ヴェイユ アンソロジー』 今村純子 訳 / 河出書房新社
ヴェイユのいくつかの論考がまとめられたアンソロジー。
「工場生活の経験」「神への愛と不幸」「人格と聖なるもの」他

・『神を待ちのぞむ』 田辺保, 杉山毅 訳 / 勁草書房
収録:「精神的自叙伝」「神への愛と不幸」「神への暗黙的な愛の種々相」他
「精神的自叙伝」はヴェイユの思想の変化と精神の遍歴を知ることができる重要な手紙です。

・『労働と人生についての省察』 田辺保, 黒木義典 訳 / 勁草書房
収録:「工場日記」「労働の条件」「工場生活の経験」「奴隷的でない労働の第一条件」他
ヴェイユは「労働者の苦しみを知りたい」という思いから一時期女子工員として生活しました。
「工場日記」「工場生活の経験」はその時の体験が克明に記されています。

・『ロンドン論集とさいごの手紙』 田辺保, 杉山毅 訳 / 勁草書房
収録:「人格と聖なるもの」「モーリス・シューマンへの手紙」「兄への手紙」「父母への手紙」他
ヴェイユは自分が入院していることを隠しながら、死の直前まで両親と手紙のやり取りを続けました。
両親に最後に宛てた手紙の日付は8月16日。その8日後の8月24日に彼女は亡くなりました。

・『超自然的認識』 田辺保 訳 / 勁草書房
収録:「アメリカ・ノート」「ロンドンで書かれた覚え書」他
1942年代に書かれたノートと、最晩年に至るまで書かれた手帳がまとめられています。

・『ギリシアの泉』 冨原眞弓 訳 / みすず書房
収録:「イリアスあるいは力の詩篇」「アンチゴネー」「エレクトラ」「プラトンにおける神」他
古代ギリシアに関するヴェイユの論文を集めたものです。

・『カイエ〈1〉』 山崎庸一郎, 原田佳彦 訳 / みすず書房
シモーヌ・ヴェイユがギュスターヴ・ティボンに託したノート(カイエ)の全訳。第1巻。

・『カイエ〈2〉』 田辺保, 川口光治 訳 / みすず書房
シモーヌ・ヴェイユがギュスターヴ・ティボンに託したノート(カイエ)の全訳。第2巻。

・『カイエ〈3〉』 冨原眞弓 訳 / みすず書房
シモーヌ・ヴェイユがギュスターヴ・ティボンに託したノート(カイエ)の全訳。第3巻。

・『カイエ〈4〉』 冨原眞弓 訳 / みすず書房
シモーヌ・ヴェイユがギュスターヴ・ティボンに託したノート(カイエ)の全訳。第4巻。

・『自由と社会的抑圧』 冨原眞弓 訳 / 岩波文庫
自由な社会、抑圧のない社会とは何か。シモーヌ・ヴェイユ初期の代表的な論文。

・『根をもつこと(上)』 冨原眞弓 訳 / 岩波文庫
シモーヌ・ヴェイユの遺作。上巻。

・『根をもつこと(下)』 冨原眞弓 訳 / 岩波文庫
同、下巻。

・『ヴェーユの哲学講義』 渡辺一民, 川村孝則 訳 / ちくま学芸文庫
教授時代に女子高等学校の哲学クラスで行われたヴェイユの講義記録。

・『前キリスト教的直観』 今村純子 訳 / 法政大学出版局
古代ギリシア哲学とキリスト教の結びつきを考えるヴェイユの後期の論文。

・『シモーヌ・ヴェイユ詩集』 小海永二 訳 / 青土社
シモーヌ・ヴェイユは哲学者であると同時に詩人でもありました。
この本にはヴェイユの詩作品や、未完の劇作「救われたヴェネチア」などが収録されています。

・『工場日記』 田辺保 訳 / 講談社学術文庫
前掲書「労働と人生についての省察」に収録されている「工場日記」。

・『詳伝 シモーヌ・ヴェイユ〈1〉1909‐1934』 S.ペトルマン著 杉山毅 訳 / 勁草書房
学生時代からの友人であるシモーヌ・ペトルマンが細密に描いたヴェイユの伝記。第1巻。
長年の親友だからこそ描けるシモーヌ・ヴェイユの生き様、真の姿が浮かび上がっています。
数多くあるヴェイユの伝記の中でも、より彼女を身近に、親しみ深く感じられる名著です。

・『詳伝 シモーヌ・ヴェイユ〈2〉1934‐1943』 S.ペトルマン著 田辺保 訳 / 勁草書房
同上。第2巻。

・『シモーヌ・ヴェーユ伝』 ジョック・カボー著 山崎 庸一郎, 中條忍 訳 / みすず書房
シモーヌ・ヴェイユ研究で知られるジャック・カボーによる伝記。
ヴェイユの未発表書簡、論文、詩、ノート、証言などからまとめられています。

・『シモーヌ・ヴェーユ 最後の日々』 ジョック・カボー著 山崎 庸一郎 訳 / みすず書房
上記伝記の補足をなす本。
ヴェイユの晩年(1942年6月から死に至るまで15ヵ月間)の活動に光を当てています。

・『回想のシモーヌ・ヴェイユ』 G.ティボン著 田辺保 訳 / 朝日出版社
シモーヌ・ヴェイユと深い友情関係にあったギュスターヴ・ティボンとペラン神父による回想録。

・『カルカソンヌの一夜―ヴェイユとブスケ』 大木健 著 / 朝日出版社
詩人ジョー・ブスケとシモーヌ・ヴェイユの手紙のやり取り。

・『シモーヌ・ヴェーユ著作集〈1〉戦争と革命への省察―初期評論集』 橋本一明, 他 訳 / 春秋社

・『シモーヌ・ヴェーユ著作集〈2〉ある文明の苦悶―後期評論集』 橋本一明, 他 訳 / 春秋社

・『シモーヌ・ヴェーユ著作集〈3〉重力と恩寵―救われたヴェネチア』 渡辺一民, 他 訳 / 春秋社

・『シモーヌ・ヴェーユ著作集〈4〉神を待ちのぞむ―ある修道者への手紙』 大木健 訳 / 春秋社

・『シモーヌ・ヴェーユ著作集〈5〉根をもつこと』 山崎庸一郎 訳 / 春秋社

・『シモーヌ・ヴェイユ選集 I ― 初期論集:哲学修業』 冨原眞弓 訳 / みすず書房
初期の論考の選集。全24編。

・『シモーヌ・ヴェイユ選集 II ― 中期論集:労働・革命』 冨原眞弓 訳 / みすず書房
革命と労働に関する論考の選集。「工場日記」を加えた全12編。

・『シモーヌ・ヴェイユ選集 III ― 後期論集:霊性・文明論』 冨原眞弓 訳 / みすず書社
最晩年に執筆された論考の選集。断章と覚書を加えた全14編。


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